[ホントにあった怖い話]今なお続く恐怖 前編

恐怖体験

こちら北海道○○群○○町
只今、現在進行形で世にも奇妙な物語中です。

長年この土地に住んでますが、他の都市部で良く言われるような心霊スポットと呼ばれるような所はありません。
ただ、もうすでに人が住んでいない家、潰れてしまった会社跡、何に使われていたのかわからない
無人の建物などが車で30分圏内にゴロゴロしています。
人口もそんなに多い土地ではないので、そういった場所に行く人も少ないから
有名スポットにはならないのかなとは思います。
しかし今、そんな土地、僕の住んでいるアパート(アパート付近)で不思議な体験をしている真っ最中です。

ことの発端は、僕の住んでいるアパートから歩いて15秒、玄関開けただけで全容がすべて見渡せる
公園での出来事から始まります。
ある日仕事を終え、いつも帰宅中に自宅近くの公園の脇を通っている時に聞きなれない音が鳴っていることに
気が付きました。
ギー    ギー      ギー    ギー  
2台ある内の1台のブランコが心なしか揺れているように思えます。
時間にして夜の10時、誰かが乗っているとは考えられず風かな?とか思って通り過ぎました。
すると、
ギシギシ    ギーコ     ギーコ
振り返ると、さっきとは違い誰かが乗って思い切り漕いでるかのようにブランコが揺れています。
僕は辺りを見渡しました。
しかし、辺りはシーンとしていてブランコの鎖の軋む音だけが響いています。
こんな経験は初めてだったので、怖いもの見たさの僕は、公園の中に入ってブランコに近寄りました。
ブランコの前まで来て、その不自然な光景がより現実味を帯びてきます。
2台あるうちの1台だけ、僕の肩の高さまで上がっては下がっていっているのです。
とりあえずあまりの不思議な現象に、携帯で動画を撮ろうと思いカメラをブランコにむけたその時、
僕のすぐ後ろから耳元に、「何?」と女性の声が聞こえました。
「うわっ」と思わず携帯を落としてしまい、後ろを振り返りました。
誰もいません。
あれっ?と思いブランコの方を向き直ると、ブランコがもう揺れていません。
またもやあれっ?と思っていると、
フフフっ  キャッキャッ   
と声が聞こえました。
声が聞こえる方を見ると、僕が入ってきた公園の脇の方に親子のようなシルエットが見えます。
髪の長いお母さんと思しき大人の女性と、女の子とわかる小さな子供との親子のような感じ。
どんどん公園から遠ざかるように歩く姿は、10時半という時間を考えても普通の親子のように見えました。
今の時間は何だったのだろう?と考えながら公園から出て家に帰ろうとした時、ふと親子の方に目をやりました。
すると、女の子の方が振り返ってこちらに手を振っています。
その瞬間・・・・・・ゾッとしてすぐそこの我が家に猛ダッシュで帰りました。
ドアを閉めて、カギをかけて玄関に座りこみました。
なぜならあの時、女の子の腰から上だけがグルリと180度回転してこちらを向いたからです。
人間の構造上絶対にありえない状態でこちらに手を振っていたのです。

もうどれぐらい玄関に座り込んでいたのかはわかりませんが、ようやく落ち着いてきたので
さっさとシャワーを浴びて寝ようと思い立ち上がった瞬間。
ドン  ドン  ドン  ドン
玄関のドアが割と強めに叩かれました。
意識が飛びそうになるぐらいの驚きで、全身が硬直しました。
するとまた、
ドンドンドンドン
先ほどよりも早いテンポでドアを叩かれました。
ドアスコープを覗く勇気もなくただただ固まっていると、何やらドアの外で話し声が聞こえます。
・・・・よね。
ここ・・・・・・・・・・・ね。
・・・・ちゃん。
はっきりとは聞こえず、気付いたらドアに耳をあてていました。
ここだったよね。 ここに入ったね。     お兄ちゃん。
全身の毛穴から汗が噴き出るのを感じました。
まさかさっきの親子がこのドアの向こうに・・・・。
もうドアスコープを確認するしかないと思い、意を決して覗いてみることにしました。
本来ならドアの向こうにはアパートの玄関フードがあり、夜は自動的に明かりが付き、スコープで覗いても
玄関フード内がぼんやり見えるはずが、真っ暗で何も見えないのです。
しばらく見ていると、真っ暗な部分が少し動いてるように感じました。
徐々に回りに白っぽいものが見え始めたあたりで気付きました。
誰かがドアに張り付いて外からこちらを覗きこんでいるのだと。
最初真っ暗だったのは黒目、徐々に見えてきた白目。
思わずうわっと声が出てしまいました。
すると外から、大きな声で
また明日ね。 お兄ちゃん。

そこで僕の意識は途切れてしまいました。
気付いたら朝で、昨日の事を思い出すのより先に、仕事に遅れると思いあせって準備をして家を出ました。
家を出た瞬間、ドアの前の床がベショベショに濡れていることに気づきました。
しかも、ドブのような獣のような何とも言い表せない臭気を放っています。
何だよコレっと思いふっとドアに目をやると、大人と子供のサイズの手形が無数に付いていました。
そこでようやく昨日の出来事がフラッシュバックしてきて、僕は急いでその場を離れて会社に向かいました。

つづく

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